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デイサービスへの転職は未経験でも大丈夫?仕事内容・給料を解説

2026 8/18
介護
2026年7月31日2026年8月18日

デイサービスは、夜勤がなく日中のみの勤務が基本のため、介護業界の中でも未経験から挑戦しやすい職場です。利用者が自宅に帰って就寝するため夜勤という概念がなく、生活リズムを保ちながら働けることが、他の介護施設と比べた大きな特徴です。

本記事では、デイサービスの仕事内容・給料・必要な資格を公的データをもとに整理し、未経験からの転職で押さえておきたいポイントを解説します。

ブルーカラーの教科書編集部
執筆者
ブルーカラーの教科書編集部 詳細を見る

公的統計データや、編集部が独自に実施したアンケート調査など、一次情報をもとに記事を作成しています。法律・税務・医療に関わる判断は専門家にご確認ください。詳しい制作方針はコンテンツ制作ポリシーをご覧ください。

目次

デイサービスとは|介護施設の中での位置づけ

デイサービス(通所介護)は、自宅で暮らす高齢者が日帰りで施設に通い、入浴・食事・機能訓練・レクリエーションなどのサービスを受ける介護施設です。特別養護老人ホームや介護老人保健施設のように利用者が施設に住み込む「入所型」とは違い、利用者は朝に送迎車で施設に来て、夕方には自宅に戻ります。

この「利用者が施設に泊まらない」という仕組みが、デイサービスで働く職員の勤務形態にも直接影響しています。

厚生労働省の分類上、デイサービスは「通所介護」に区分され、地域密着型の小規模な事業所から、大規模なリハビリ特化型まで運営形態はさまざまです。

利用者の要介護度も比較的軽い方が中心となる施設が多く、寝たきりの方への全面的な介護が中心となる入所施設と比べると、身体的な負担の質が異なる点も特徴です。

同じ在宅系のサービスである訪問介護(ホームヘルパー)とも混同されやすいですが、訪問介護は職員が利用者の自宅を一件ずつ訪問して1対1で介助するのに対し、デイサービスは利用者に施設へ来てもらい、複数の職員でチームとして対応する点が大きく異なります。

1人で判断・対応する場面が多い訪問介護に対し、デイサービスは周囲のスタッフに相談・応援を頼みやすい環境ともいえます。

訪問介護での働き方は訪問介護への未経験転職を解説した記事で詳しく解説しています。

デイサービスの仕事内容|1日の流れ

デイサービス職員の1日の流れを示す図解

デイサービス職員の1日は、利用者の送迎から始まり、健康チェック、入浴・食事・排泄の介助、機能訓練やレクリエーションの実施、記録業務までを日中の時間帯で完結させるのが基本の流れです。朝は8時頃から送迎車で利用者の自宅を回り、施設到着後にバイタルチェック(体温・血圧の測定)を行います。

その後、入浴介助や機能訓練を行いながら、昼食の準備・介助、午後はレクリエーションやおやつの時間を挟み、夕方には再び送迎車で利用者を自宅まで送り届けて業務が終了します。

レクリエーションの企画・運営もデイサービス職員の重要な仕事のひとつです。

体操・歌・工作・脳トレなど、利用者の心身機能の維持を目的としたプログラムを職員が考え、進行します。

話す・聞く・観察するというコミュニケーション能力が求められる場面が多く、身体介護だけでなく「人と関わる仕事」としての側面が強いのも特徴です。

入所施設のように夜間の巡回や急変対応がない分、日中の業務は入浴介助・レクリエーション・送迎が同時並行で発生し、時間内にやるべきことが集中しやすいという特徴もあります。

忙しい時間帯にどう連携して動くかが、働きやすさを左右する要素になります。

30代女性・福岡県在住

今の職場はデイサービスですが、若い人が少なく、入浴介助や移乗、レクリエーションなど体力を使う場面が多いです。利用者様の名前や病状、業界専門用語を覚えることも最初は大変でした。

デイサービスが未経験者に選ばれる理由

デイサービスが未経験者に選ばれやすい最大の理由は「夜勤がない」ことです。入所施設では夜勤を含むシフト制が一般的で、生活リズムの変化に慣れる必要がありますが、デイサービスは基本的に日中のみの勤務のため、家庭やプライベートの時間を確保しながら働きやすいという特徴があります。

子育て中の方や、規則正しい生活を保ちたい方に選ばれる傾向があるのはこのためです。

また、利用者の要介護度が入所施設と比べて比較的軽い方が中心となる施設が多いことも、未経験者にとってのハードルを下げる要因です。

寝たきりの方への全面的な身体介護が中心となる入所施設と違い、デイサービスでは「自分で動ける部分は見守り、必要な部分だけサポートする」という関わり方が中心になる場面が多く、介護技術を段階的に身につけやすい環境といえます。

求人数の多さも見逃せないポイントです。厚生労働省の職業情報提供サイトによると、施設介護員の有効求人倍率は3.09倍と、全職業平均を大きく上回る水準にあります。

デイサービスを含む介護業界全体が人手不足の状態にあるため、未経験・無資格からの求人も豊富に出ています。

チームで動く働き方であることも、未経験者にとっては安心材料になります。

訪問介護のように1人で判断を求められる場面が少なく、分からないことがあればその場で先輩職員に確認しながら業務を進められます。

ただし、介護業界は女性スタッフの比率が高い職場が多く、職員同士の人間関係の作り方に戸惑う声も一定数あります。

求人票だけでは分からない部分なので、可能であれば職場見学の際にスタッフ同士の雰囲気も見ておくとよいでしょう。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト「施設介護員」

デイサービスの給料はどのくらい?他施設との比較

介護サービス種類別の平均給与額を示す図解

厚生労働省の令和6年度介護従事者処遇状況等調査によると、通所介護(デイサービス)で働く介護職員の平均給与額は月294,440円で、介護職員全体の平均338,200円や、訪問介護349,740円、介護老人福祉施設361,860円と比べると、やや低い水準にあります。年収に換算するとおよそ353万円です。

出典:厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」

デイサービスの給料が他の介護施設よりやや低い水準になる主な理由は、夜勤がなく夜勤手当が発生しないことです。

入所施設では、夜勤1回あたり数千円から1万円程度の手当が支給されることが多く、これが月給・年収を押し上げる要因になっています。

デイサービスは日中のみの勤務である分、この手当がつかないため、基本給ベースでの比較では他施設よりやや低めの水準になりやすいという構造です。

ただし、この給料差は「夜勤の有無」というワークライフバランスとのトレードオフでもあります。

夜勤による生活リズムの乱れや身体的負担を避けたい方にとっては、給料差を踏まえたうえでもデイサービスを選ぶ価値は十分にあります。

また、施設介護員は保有資格や実務経験に応じて手当が加算される仕組みが整っている事業所も多く、資格取得やキャリアアップによって給料水準を引き上げていくことは可能です。

未経験からデイサービスへ転職する際の注意点

デイサービスの求人票を確認する転職検討中の男女

デイサービスは夜勤がなく働きやすい一方で、送迎業務があること、レクリエーションの企画・進行力が求められることなど、他の介護施設とは違う特有の負担がある点には注意が必要です。送迎ドライバーを別途配置している事業所もあれば、介護職員が送迎も兼務する事業所もあり、運転業務の有無・頻度は求人ごとに大きく異なります。

運転に不安がある方は、面接時に送迎業務の有無を必ず確認しておきましょう。

また、レクリエーションの企画や進行は、身体介護とは違う種類の負担として感じる方もいます。

人前で話すこと・場を盛り上げることに苦手意識がある場合は、事前に職場見学でレクリエーションの実施状況を見学させてもらうと、入職後のギャップを減らせます。

給料面では、基本給だけでなく、資格手当や賞与の有無、昇給の仕組みまで確認しておくことが大切です。

求人票の月収が「想定残業込み」「各種手当込み」となっている場合もあるため、基本給と手当の内訳を面接や条件確認の段階で具体的に聞いておくと、入職後のミスマッチを防ぎやすくなります。

デイサービスで働くために必要な資格

デイサービスは、他の介護施設と同様に無資格・未経験からでも働ける求人が多い職場です。入職後に資格取得を目指す形でキャリアをスタートできる事業所も多く、まずは「介護職員初任者研修」の取得を目指すのが一般的な第一歩になります。

初任者研修は、通学と通信講座を組み合わせて1〜3か月程度で修了できる講座が多く、費用は5万円から8万円程度が相場です。

初任者研修の後は、より専門的な「実務者研修」、そして国家資格である「介護福祉士」へとステップアップしていく道も開かれています。

資格取得に応じて任される仕事の幅や手当が広がっていく仕組みが整っている事業所も多く、資格やキャリアの積み重ね方については介護福祉士の給料を解説した記事で詳しく整理しています。

普通自動車運転免許は、送迎業務を兼務する求人では必須条件になっていることが多いため、あらかじめ取得しておくと応募できる求人の幅が広がります。

運転免許以外に、レクリエーションの経験や、接客・サービス業でのコミュニケーション経験も、デイサービスの仕事に活かしやすいスキルとして評価されることがあります。

デイサービス転職に関するよくある質問

デイサービスは未経験・無資格でも働けますか?

はい、多くの事業所で未経験・無資格から応募できる求人が出ています。入職後に介護職員初任者研修などの資格取得を目指しながら働く形が一般的です。

デイサービスは本当に夜勤がありませんか?

デイサービス(通所介護)は利用者が日帰りで帰宅する仕組みのため、基本的に夜勤はありません。宿泊サービスを併設している一部の事業所を除き、日中のみの勤務が中心です。

デイサービスの給料が他施設より低いのはなぜですか?

夜勤がなく夜勤手当が発生しないことが主な理由です。厚生労働省の調査では、通所介護の平均給与は月294,440円で、訪問介護や介護老人福祉施設より低い水準にあります。

デイサービスの送迎業務は必ずありますか?

事業所によって異なります。介護職員が送迎も兼務する求人もあれば、送迎専門のドライバーを別に配置している求人もあるため、面接時に確認しておくことをおすすめします。

デイサービスで求められるレクリエーションのスキルはどの程度ですか?

専門的な資格は不要ですが、体操・歌・工作・脳トレなどのプログラムを企画・進行する力が求められます。接客業などで人前で話す経験がある方は活かしやすいスキルです。

デイサービスと訪問介護はどちらが未経験者向きですか?

一概にはいえませんが、複数のスタッフで連携しながら働けるデイサービスは、1人で判断する場面が多い訪問介護に比べて、未経験者が周囲に相談しながら業務を覚えやすい環境といえます。

まとめ:デイサービスは未経験からでも挑戦しやすい介護の入り口

デイサービスは、夜勤がなく日中のみの勤務が基本であることから、未経験から介護業界に挑戦する入り口として選ばれやすい職場です。

給料は他の介護施設よりやや低めの水準になりやすいものの、生活リズムを保ちながら働けるというメリットは、給料差を上回る価値と感じる方も多くいます。

送迎業務やレクリエーションの企画・進行など、デイサービス特有の業務内容を事前に理解し、面接や職場見学で具体的な業務範囲を確認しておくことが、入職後のミスマッチを防ぐポイントです。

資格取得支援制度の有無も含めて、複数の求人を比較しながら自分に合った職場を探すことをおすすめします。

掲載している統計データは調査時点のものです。

本記事は公的統計データおよび取材内容をもとにブルーカラーの教科書編集部が作成しています。

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この記事を書いた人

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建設・土木、ドライバー、介護など人手不足の続く現場職への未経験転職を取材・調査し、給与や待遇のリアルな情報を発信しています。

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